町田新主将・水本、降格なしの特例ルールに見解 「昇格を目指すクラブでありたい」
ポポヴィッチ監督を迎えた“新生FC町田ゼルビア”の印象は「より攻撃的になっている」
FC町田ゼルビアは、今季ランコ・ポポヴィッチ監督を9年ぶりに招聘し、悲願のJ1昇格を果たすべくスタートを切った。猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、Jリーグが3月19日にリーグ戦で「昇格あり」「降格なし」の特例ルール適用することを発表したなか、新主将のDF水本裕貴は「より魅力あるサッカーを届けたい」と意気込む。
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2018年にJ2リーグ4位の好成績を収めた町田だったが、昨季は最終節まで残留争いに巻き込まれ、18位フィニッシュの苦しいシーズンを送った。今季は通算7年に及んだ相馬体制に終止符を打ち、2011年にJFLからJ2昇格に導いたポポヴィッチ監督を招聘。新たに、3年以内でJ1を目指すチーム作りを掲げている。
ポポヴィッチ監督はJ1でFC東京(2012~13年)、セレッソ大阪(2014年)を指揮。標榜するパスワークを重視するオートマチックなスタイルは、ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌)からインスパイアを受けている。水本はシステムこそ違えど、ペトロヴィッチ監督が指揮していた2011年からサンフレッチェ広島で8年半プレーしており、ポゼッションサッカーに十分な順応性があると言っていい。相馬直樹監督の下で培ってきたハードワークに、より攻撃的なプレーを融合させたのが、新たな町田のスタイルだ。
「去年しか(町田の)試合は見れていないですけど、より攻撃的になっているかなと。相馬監督が積み上げてきたものとはまた違うなかで、ポポヴィッチ監督が目指す方向にチームも向かっていかないといけない。ただ僕はディフェンスなので、まずは守備をしっかりやったうえでの攻撃だと考えています。日々の練習で開幕戦の時よりも、チームとして上積みができている。リーグが再開する時までに底上げして、スタジアムに足を運んでくれる人に魅力あるサッカーを届けられるようにしていきたいですね」