イブラヒモビッチ、ミラン退団なら監督に“転身”!? 英紙指摘「新しい旅を始める可能性が…」
上層部の派閥抗争が続くミランから退団する可能性が高まる
元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは今季限りでACミランを退団し、監督としてのキャリアを始める可能性があるという。英紙「デイリー・メール」が報じている。
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イブラヒモビッチは昨年いっぱいで米メジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルス・ギャラクシーと契約満了を迎え、冬の移籍市場で2012年以来にミランへ加入した。シーズン前半戦で監督交代を行うなど苦戦していたミランで、イブラヒモビッチ加入後には平均勝ち点や得点数が一気に改善。半年契約だったが、付帯オプションの1年契約延長は確実だと目されていた。
しかし、伊紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によれば、約1年前にアーセナルからやってきたイヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)と経営権を持つ米ファンド「エリオット・マネジメント」は、来季からの指揮官にラルフ・ラングニック氏を招聘しようと計画。一方で、技術部門の幹部でクラブOBの元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏と元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏は納得しておらず、派閥抗争の様相を呈した。
同紙ではラングニック氏が「あまりにも自由な」プレースタイルは好まず、38歳になっているイブラヒモビッチの年齢にも疑問を持つ人物だとしている。そのうえで、イブラヒモビッチ側もクラブの内紛に困惑し、自身の獲得に尽力したボバン氏とマルディーニ氏が解雇されそうな情勢を決して好意的には見ていないとも伝えている。
そのため、イブラヒモビッチは今季限りで退団となる可能性が高まっているようだ。その後については、元同僚のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が率いるナポリが獲得に関心を示しているとも伝えられているが、その一方で英紙「デイリー・メール」は「イブラヒモビッチは長く続いたプレイングキャリアを終わらせ、監督としての新しい旅を始める可能性がある」と指摘している。
欧州の名だたるビッグクラブを渡り歩いた38歳のイブラヒモビッチは、ピッチの王様から指揮官へと華麗な転身を遂げることになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)