中国の英雄FW、スペインで新型コロナ陽性も“4日遅れ”で判明 「情報提供を望まなかった」
ウー・レイの陽性をCFAが21日に明かすも…エスパニョールは個人名を伏せて発表
中国サッカー協会(CFA)は21日、スペイン1部エスパニョールの中国代表FWウー・レイが、新型コロナウイルスの検査で陽性と診断されたと発表した。ウー・レイは軽症で現在は治療中だという。エスパニョールは17日に6人の陽性を発表したが、名前は伏せられていた。そのうちの1人が中国人アタッカーの可能性であると前日20日に指摘されていたものの、クラブ側は情報提示を回避したとスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
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現在、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けて、各国のリーグが中断や無観客試合の措置を取っている。リーガも第27節を終えて中断しており、欧州選手権(EURO)も来年への延期が決定。特に欧州では急激に感染が拡大しているなかで、スペイン1部エスパニョールからも6人の感染者が出た。クラブは感染者の名前を伏せていたものの、CFAがそのうちの1人がウー・レイであることを発表した。
CFAは、ウー・レイの症状が「軽度」であることと現在は治療中と明かしており、「本人とスペインのクラブと密に連絡を取っており、必要があれば全面的に支援する」と、回復に協力する姿勢を示している。
一方で、「ムンド・デポルティーボ」は当初、クラブは「情報提供を望まなかった。選手の医療データは守秘義務があるとした」と、“4日遅れ”で判明し、個人名を明かさなかったことを指摘。エスパニョールの中国人チェン・ヤンチェン社長がコロナウイルスに感染した人々へ支援のメッセージを送っていることにも触れ、「現在、世界中の多くの国に深刻な影響を及ぼしている。スペインでは1000人以上の命を奪っている」と、クラブ側へも適切な対処をとるように求めた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)