日韓戦に挑む後輩GKにハリルJの守護神がアドバイス 「熱い試合ほどファーストプレーが大事」

浦和のGK西川が櫛引の活躍に太鼓判 「この大会で当たっているから大丈夫」

 浦和の日本代表GK西川周作が、30日に行われるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選の決勝戦で、日韓戦を迎える手倉森ジャパンの正GK櫛引政敏(鹿島)に、「ファーストプレーが大事」とアドバイスを送っている。

 本大会出場の切符を見事に掴み取った手倉森ジャパンは、決勝の舞台で宿敵韓国と相まみえる。2008年北京五輪代表のメンバーで、ハリルジャパンの守護神を務める西川は、大一番を迎える後輩GKの活躍を信じていた。

「日韓戦は非常に熱い戦いに毎試合なる。韓国も日本とできるとなると燃えてくる。負けたくない相手だとみんな思っているはず。熱くなるゲームは、GKがミスを恐れないことが大切。大事な試合や大きな舞台ほど、ファーストプレーを大事にしてほしい。櫛引選手はこの大会で当たっているから大丈夫だと思う」

 フットボールの世界でライバルとして死闘を繰り広げてきた韓国戦は、意地のみならず、肉弾戦に発展するケースが多い。西川は昨年8月5日の東アジアカップ韓国戦で、先発フル出場を果たした。1-1のドローに終わった試合で、韓国代表選手のモチベーションの極度の高まりを感じていた。

 負けられないプレッシャーがかかる大一番でファーストプレーをしっかりとこなすことができれば、今大会4試合で1失点の櫛引はハイパフォーマンスを発揮できると西川は確信している。

 リオ五輪最終予選でDF室屋成(明治大)、植田直通(鹿島)らと共に台頭著しい櫛引は、ハリルジャパンでもポジションを争う存在になる可能性がある。それでも笑顔がトレードマークの西川は、後輩の躍進と手倉森ジャパンの優勝を心待ちにしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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