ブラジル悪童MF、“トイレットペーパーチャレンジ”と思いきや…唐突な凶悪タックルに反響
フェリペ・メロ、自身のキャラクターを逆手に取ってメッセージを伝えようと試みる
世界中で感染が拡大する新型コロナウイルスの影響により、各国のリーグ戦は中断を余儀なくされている。ブラジルでも現在は公式戦が延期となっているなか、元ブラジル代表MFフェリペ・メロが流行中の“トイレットペーパーチャレンジ”と見せかけて、凶悪タックルを繰り出す動画を投稿。200万回近い再生数を稼ぐほどの反響を生んでいる。
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中国を発端に広まった新型コロナウイルスは現在、世界中で猛威を奮っている。その中心は欧州となっているが、南米もその被害からは逃れられていない。ブラジルでも公式戦の中断が発表され、メロの所属するパルメイラスもコパ・リベルタドーレスのボリバル戦、サンパウロ州選手権のコリンチャンス戦が延期となっている。
そんななか、世界的に流行しているのが“トイレットペーパーチャレンジ”だ。ボールではなくトイレットペーパーを使ってリフティングを行い、SNSに動画を投稿するというシンプルなもの。日本代表MF久保建英もチャレンジして華麗な技を披露しており、直近ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも参戦して話題となっていた。
メロは自身の公式インスタグラムに投稿した動画は、1本のトイレットペーパーとともに登場。世界的に流れに乗って挑戦するのかと思いきや、リフティングは1回のみで終了してしまう。呆れたような表情でトイレットペーパーを投げ出すと、数歩後退。そしていきなり両足を揃えた“凶悪タックル”をトイレットペーパーに見舞うという想定外のアクションを起こした。
もともと、華麗なテクニックよりもハードなプレーに定評があり、2017年には監督と殴り合いの喧嘩に発展するなど“悪童”としても知られるメロ。投稿には「コロナウイルスに対抗しよう! 大真面目に、WHOや医療機関の言うことをしっかりと聞いて、従うんだ。一緒にこの見えない脅威と戦おう」と添えられており、メロなりの方法で動画を拡散し、メッセージを伝えようという意図があったようだ。
危険なタックルという悪しき“代名詞”を逆手に取る形でのメロの投稿。日本時間21日15時の時点で再生数は約200万回となっており、その目論見は成功していると言えるのかもしれない。