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リバプール低迷の元凶!? 移籍市場で獲得に失敗した「10人の才能」に宿敵マンUの英雄の名も…
”ワンダーボーイ”復帰のチャンスは3回あった
第8位は先日インテルの退団が決まった元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチが入った。ヴィディッチはスパルタク・モスクワからフィオレンティーナへ移籍寸前だったが、セリエAの八百長問題で破談に。2005年12月にユナイテッドが迅速に契約にこぎつけたが、ヴィディッチは09年に「リバプールとは交渉していた。契約締結に向けて交渉をスタートしたが、その後動きはストップした」と語った。宿敵ユナイテッドで活躍したヴィディッチはリバプール戦で4回の退場処分を受けているが、元イングランド代表リオ・ファーディナンドとのコンビで鉄壁の守備を築いたことを振り返れば、逃した魚は大きかった。
第7位は元イングランド代表MFリー・ボウヤー氏。02年、当時強豪だったリーズ・ユナイテッドはそれまでの大型補強による支出増加が仇となり、リオ・ファーディナンドをユナイテッドに売却、ボウヤーはリバプールに売却寸前となっていた。リバプールは900万ポンド(約15億円)の移籍金でボウヤー獲得で合意に達していたが、当時監督だったジェラール・ウリエ氏が「リバプールの選手として必要な飢餓感や欲望に欠けていた」と獲得を断念。代わりにフランス人MFブルーノ・シェイル、元セネガル代表FWエル=ハッジ・ディウフ、同MFサリフ・ディアオを獲得したが、いずれもアンフィールドの歴史に残る失敗補強となった。
第6位は元イングランド代表FWマイケル・オーウェンが選ばれている。レッズファンであれば、オーウェンが04年にレアル・マドリードに移籍するまで158得点を記録したアンフィールドのアイドルだったことを覚えているだろう。その”ワンダーボーイ”にはその後、何度か古巣に復帰するチャンスがあった。
一度目はレアル・マドリード在籍時の05年だったが、その際にはニューカッスルに移籍金で競り負けた。二度目は2年後の07年。この時は当時の指揮官ラファエル・ベニテスがスペイン代表FWフェルナンド・トーレスを選択。結果的にこの補強はリバプールにとって大正解となった。そして最後のチャンスはさらに2年後、ニューカッスルとの契約が切れる09年に訪れた。だがチームを率いるベニテス監督は、フランス人FWデイビッド・ヌゴグと元ウクライナ代表FWアンドレイ・ボロニンの獲得を優先。共にインパクトを残せずにアンフィールドを去っている。