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“サッカー界の王様”ペレの愛息、父の新型コロナ感染を懸念 「脆弱な立場にある」
ペレ氏の愛息が父親の状態について言及 「今は巧く歩けない」
新型コロナウイルスは中国や日本、韓国といったアジア圏からイタリア、スペインなどのヨーロッパに感染拡大が広がり、現在では南極大陸以外のすべてで感染者が出る事態となっている。特に高齢者の致死率が高いことが懸念されているなかで、サッカー界の王様である元ブラジル代表FWペレ氏の愛息が、父親の状態を懸念している。
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ブラジル紙の「グローボエスポルテ」に掲載されたインタビューをスペイン紙「マルカ」が引用する形で報じているのは、ペレ氏の息子であるエディーニョ氏のインタビューだ。79歳となったペレ氏は以前から腰に持病を持ち、尿路感染症で病院に搬送されるなど心身ともに健康状態が心配される状況となっている。
その健康状態もあって将来的に予定されていた公開イベントはすべてキャンセルとなった。その健康状態について、このように懸念を語っている。
「父は股関節の手術を受けたのだが、理想的なリハビリテーションができていない。可動域の問題もあってうつ病を引き起こすことになった。彼は“キング”でそのように印象づけられたが、今は巧く歩けない。彼自身がとても不快に感じているし、恥じている」
ペレ氏は今年10月で80歳となる。新型コロナウイルスは高齢者になるほど致死率が高い傾向にあるゆえ、「父は機動面を考えると、とても脆弱な立場にある」と感染拡大に不安を持っていることを隠していない。ブラジルでも無観客試合を経たのちにリーグが中断するなど、王国からもサッカーの日常が消えている。その中でブラジルの象徴的な存在であるペレ氏の健康状態が無事であることを祈るほかない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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