PSGチアゴ・シウバ、欧州を“反面教師”に母国へ訴え 「フランスは守ることができなかった」
新型コロナの影響を受けて、母国へ一時帰国中
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表DFチアゴ・シウバは、欧州で拡大する新型コロナウイルスの影響を受けて母国へ一時帰国。ブラジルメディア「SPRT TV」のインタビューに応じ、隣国イタリアでの感染拡大を横目にしたフランスの対応に疑問を呈した。
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シウバはパンデミックの拡大でリーグ戦などが中断され、PSGのトレーニングも休止になったことを受けて一時帰国。「今はリオデジャネイロで隔離されている」と話し、「簡単な状況ではないが、人間には驚くべき適応能力がある。私たちにとって今は休暇の時間ではなく、反省の時間だ」と現在の情勢に対する考えを語った。
フランスにとって隣国に当たるイタリアでは先月末から一気に感染が拡大していた状況があった。その中で、対策が遅かったのではないかという思いがあることをシウバは話している。
「隣国で起こっていたことに注意を払っていたにもかかわらず、フランスは自分自身を守ることができなかった。ブラジルには、まだ時間があるかもしれない。危機がヨーロッパほど激しくないことを願う。それは私たちの願いだ。すぐに状況の深刻さを認識する時が来る。ビーチが空いていることを願っている。学校の休日ではないからだ。できるだけ早くすべてが正常に戻ることを期待して、家にいなければならない」
母国で爆発的な感染拡大とならないためにも、理性的な行動をシウバは呼び掛けている。欧州サッカーのシーズンを完全に寸断した新型コロナウイルスの影響が、ブラジルなど南米諸国で大きくならないことが願われる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)