リバプール在籍3年間で614日負傷離脱 ”ガラスのエース”の稼働率は「50%以下」と判明
戦列復帰が近いスターリッジ 英メディアが3年間18回の負傷の悪夢を集計
度重なる負傷に悩まされているイングランド代表FWダニエル・スターリッジだが、2013年1月にリバプールへ加入して以降、その半分以上の期間を負傷とそのリハビリに費やしていることが分かった。英国営放送「BBC」が報じている。
レポートによれば、スターリッジが13年1月にチェルシーからリバプールに移籍して1121日が経過(28日時点)したが、そのうち54.8%にあたる614日は負傷による離脱期間になっているという。13-14シーズンは、当時のエースだったFWルイス・スアレス(現バルセロナ)と共に前線でコンビを組み、21得点を挙げた。しかし、継続的に稼働できたのはそのシーズンのみで、それ以降は復帰と離脱を繰り返し、昨季はリーグ戦12試合、今季はわずか5試合の出場にとどまっている。
同記事では「スターリッジ、負傷の悪夢」として、過去3年間の負傷回数と負傷箇所をレポート。13年1月以降では、計18回の負傷離脱を繰り返しており、アーセナルのイングランド代表MFジャック・ウィルシャーの21回、アストン・ビラのFWガブリエル・アグボンラホールの20回に次ぐ多さとなっている。
負傷箇所は13年2月の太ももの怪我から始まり、足首、ハムストリング、ふくらはぎ、膝など。また、最も長期離脱となったのは、15年3月から苦しむ臀部の負傷で、4月には手術のために渡米するなど、165日間の離脱を強いられた。その際、米メジャーリーグのレッドソックスのチームドクターが執刀している。
ユルゲン・クロップ監督も期待をかけるストライカーは、戦列復帰が近いと見られている。今度こそ、”ガラスのエース”は完全復活を果たすことができるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images