デ・ブライネは全治10週間と判明 終盤戦での復帰とEURO出場に希望の光
リーグ杯エバートン戦で右ひざを負傷 自身のツイッターで現状報告
マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが、27日のリーグカップ準決勝エバートンとの第2戦で、後半44分に接触プレーで右ひざを負傷。靭帯損傷など6月の欧州選手権(EURO)欠場を含む長期離脱を強いられる可能性が浮上していたが、本人は全治10週間の故障と報告。EUROやプレミアリーグ終盤戦での復帰に希望の光が差した。
FAカップ準決勝のピッチから担架で搬送された俊英MFが、自身のツイッターを更新した。「専門家のところから戻ってきました。10週間程度の離脱になります」と負傷した具体的な症状については触れなかったが、復帰時期について明言した。
不安は広がっていた。シティが2戦合計4-3での逆転勝利を決めた試合終了間際、デ・ブライネはエバートンDFフネス・モリのタックルを受けた。右ひざをひねる格好となってピッチに昏倒。担架が運び込まれ、デ・ブライネはピッチ上で右足をギブスで固定され、緊急搬送された。シティは交代枠を使い切っていたため、アディショナルタイムを10人で戦うことになった。
昨夏にヴォルフスブルクから、シティ史上最高額となる5500万ポンド(当時のレートで約101億円)の移籍金で獲得したエースは今季リーグ戦5得点9アシスト。第23節終了時点で首位レスターと勝ち点3差の2位と好調なシティだけに、デ・ブライネの離脱は大きな痛手となるが、今季絶望という最悪の事態は避けられる可能性が高い。
プレミアリーグのタイトル争いの大詰め、そして今夏にフランスで開催されるEUROで、主役候補はその雄姿を見せてくれそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images