15歳で12億円のスポンサー契約 驚異のドルトムント神童、3月中にトップチーム帯同か
U-16ドイツ代表FWムココ、今季26試合35得点 ファブレ監督も帯同の可能性認める
ドルトムントの下部組織(U-19)に所属し、現地メディアで“神童”と呼ばれているU-16ドイツ代表FWユスファ・ムココが、近日中にトップチームの活動に帯同することになりそうだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。
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2004年11月20日生まれで現在15歳のムココは、16-17シーズンにドルトムントの下部組織に加入し、抜群の身体能力とテクニックで得点を量産。ドルトムントU-17の一員として臨んだ昨シーズンのU-17ブンデスリーガでは、14歳ながら56試合で90ゴールを記録し、チームを地区優勝に導く活躍を見せた。その並外れたパフォーマンスによって、ナイキ社と1000万ユーロ(約12億円)のスポンサー契約も個別に締結するなど、未成年選手ながらドイツサッカー界では知らぬ者のいない存在となっている。
今季のムココはさらに飛び級を果たし、現在はドルトムントU-19でプレーしている。ここまで26試合で35ゴールをあげるなど、その勢いは全く衰えておらず、ドルトムントのトップチームを指揮するルシアン・ファブレ監督も同選手のトップチームへの帯同を現実的なプランとして考えているようだ。
「デイリー・メール」紙によると、ムココについて同監督は「彼の存在は我々の計画に含まれている。いつトップチームに参加するのかについて正確なことは言えないが、おそらく3月中になるだろう。ただし、まだいくつかのことについて待たなければならない」と語り、新型コロナウイルス対策によるクラブの活動自粛が終われば、今月中にも同選手がトップチームの活動に帯同する可能性があることを認めたという。
ブンデスリーガでは、1月1日時点で満17歳に達していない選手の出場は許可されていない。そのため、仮にムココがトップチームに合流した場合でも、公式戦デビューは最短でも2022年1月1日以降となる。しかし、このまま順調にステップアップしてプロデビューを果たせば、ドイツサッカーを代表する選手になることは間違いなく、今後もその動向には大きな注目が集まることになりそうだ。