「予想不可能」 リバプールMFミルナー、自主隔離中の“シュールな過ごし方”に英注目
ティーパックの仕分け後に原の芝整備を敢行「“動画配給”でファンに笑いを届けている」
世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、欧州5大リーグは中断を余儀なくされている。そんななか、リバプールの元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーは自身の公式インスタグラムに自粛期間のシュールな過ごし方を投稿し、英メディアが注目している。
中国で発生した新型コロナウイルスの猛威が強まっているのが欧州で、プレミアリーグも4月3日までの延期を余儀なくされている状況だ。首位を独走するリバプールにとっても、場合によっては30年ぶりのリーグ優勝が手中からこぼれ落ちる可能性が指摘されている。
リバプールは予防のために練習場も封鎖し、チーム活動を停止。選手は自宅での自主トレーニングに励んでいるが、この期間に副キャプテンのミルナーは公式インスタグラムを続々と更新。現地時間15日には熱心に紅茶パックの仕分けをする動画をアップしていた。
さらに17日は「ティーパックを整理できた今、僕は芝生を平らにする段階にまで来ている。アンフィールドの芝を踏む禁止令を解いてはくれないだろうか?」と文章を添え、広大な草むらに定規を立て、淡々とハサミで草を切っている姿を投稿した。
英公共放送「BBC」は公式インスタグラムで「ミルナーは空いた時間に対し、予想不可能な有効活用を見せている」と触れた一方、英紙「デイリー・エクスプレス」は「ミルナーがコロナウイルス期間の“動画配給”でファンに笑いを届けている。『絶対的なレジェンド!』」と見出しを打って注目している。
また、英メディア「GIVE ME SPORT」は「ミルナーの動画は難しい時期を過ごす我々に光を照らす」と取り上げ、「ミルナーに退屈することはありえない」と綴った。ピッチ上では生真面目にハードワークするミルナーだが、ピッチ外ではユニークな男として知られている。新型コロナウイルスで世の中が暗くなっているからこそ、ミルナーは率先して笑いを提供しているのかもしれない。