ロナウジーニョ、パスポート偽造費用は約64万円 海外指摘「資金洗浄計画に巻き込まれた」
マネーロンダリングの可能性が指摘されるも、捜査官はいまだ確証が持てない状況
元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏は偽造パスポート所持によってパラグアイの警察に逮捕され、その後刑務所内に身を移された。兄アシス氏とともに、パスポートは実業家から受け取ったものだと主張しているとされるが、マネーロンダリング関与の疑惑が強まっているという。衛星放送「FOXスポーツ」オーストラリア版が報じている。
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ロナウジーニョ氏は、今月4日にパラグアイで行われたチャリティーイベントに参加。しかし、パラグアイ国籍の偽造パスポート所持により、兄のアシス氏とともに地元警察に逮捕された。一旦釈放されたが、出国逃亡の恐れがあることから再び拘束されており、現在はパラグアイの刑務所に身を移している。
「ロナウジーニョはパラグアイの刑務所で“資金洗浄計画に巻き込まれた”」
こう見出しを打って報じたのは、「FOXスポーツ」オーストラリア版だ。記事では、スペイン紙「ムンド・デポルティボ」の報道を引用する形で、「マネーロンダリング計画に関与しているか調査されている」とレポート。「ロナウジーニョは資金洗浄に絡んでいる可能性がある。捜査官は、ロナウジーニョは何が起こり、どれだけ(物事を)理解しているかは確信がない」としている。
ロナウジーニョと兄アシスは、実業家のダリア・ロペス氏から偽造パスポートを与えられたと証言しているが、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によればパスポートは一冊3万レアル(約64万円)で偽造されたものだという。ブラジルやパラグアイの政治家とも交流があり、逃亡中のロペス氏はブラジル人ウィルモンデス・ソウサ・リラ氏に偽造パスポートの“配達役”を任せた様子。今回の偽造パスポートを巡っては最大5年の懲役が科される可能性があると報じられている。
かつての天才ロナウジーニョの凋落はどこまで続くのだろうか。