2年連続の三冠を狙うバルサのアキレス腱か 「契約すべきではなかった」と酷評される2人の代表選手とは
センターバックのローテーションに不安
バルセロナのディフェンスラインはマスチェラーノとスペイン代表ジェラール・ピケが軸になっている。試合数の多いバルセロナにとってディフェンスラインのローテーションは不可欠だが、マテューもフェルメーレンもその2人に割って入るようなプレーは見せる事ができていない。
スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、ポルトガル代表DFペペ、フランス代表DFラファエル・ヴァランの3人で高いレベルを維持しながらローテーションを組んでいる白い巨人のセンターバックとは対照的である。
前半戦にサイドバック、インサイドハーフ、ウイングなど複数のポジションをこなして評価を高めたスペイン人MFセルジ・ロベルトに加え、補強禁止処分が解けてシーズン後半戦に本格的に起用できるトルコ代表MFアルダ・トゥランが加わる中盤やサイドはローテーションを上手く回す事が可能だろう。しかし、ディフェンスラインの層の薄さには疑問符がスペインでつけられている。
「MSN」の爆発的な攻撃力の影に隠れているが、昨シーズンに続くリーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯、チャンピオンズリーグの「トレブル(三冠)」を果たすにはディフェンスラインのローテーションがカギになるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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