EUROの1年延期が正式決定 「サッカーに関わる全ての人々の健康が優先」とUEFA発表
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今夏予定のEUROは2021年開催へ
欧州サッカー連盟(UEFA)は、今夏に開催予定だった欧州選手権(EURO)を1年延期し、2021年に開催することを正式に発表した。
現在の欧州では新型コロナウイルスの感染が拡大し、イタリアなど多くの国でリーグ戦が中断している。現地時間17日は欧州サッカー連盟(UEFA)が加盟55カ国の代表とビデオ会議で大会の延期などを話し合うとされていた日だった。他にもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)や、UEFAネーションズリーグなども議題にあったとされるが、EUROに関しては1年後の開催で決着した。
この件はノルウェーサッカー協会が公式ツイッターに投稿したことで、延期が内定したと欧州メディアで一斉に報じられていたが、UEFAからの正式発表で1年の延期が現実のものになった。
また、UEFAはこの決定について「サッカーに関わる全ての人々の健康が優先であり、この大会にかかわる人々に不必要な圧力を掛けることを避けたかった」としている。
今大会では、史上初の試みとして欧州各国で横断的に開催されることも決まっていた。しかしながら、世界的に感染が広がる新型コロナウイルスの影響からサッカー界のビッグイベントも避けることができず、苦渋の決断が下された。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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