乱闘騒動を生んだGKの“シャペウ”に海外脚光 本人は弁明「侮辱の意味はなかった」

グアラニGKの“シャペウ”に海外脚光(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】
グアラニGKの“シャペウ”に海外脚光(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】

グアラニGKジェフェルソンがポンチ・プレッタFWロジェールにシャペウ敢行で因縁勃発

 サンパウロ州選手権の第10節が現地時間3月16日に行われ、ポンチ・プレッタは敵地でグアラニに2-3で敗れた。試合終了間際のプレーが止まったシーンで繰り出したシャペウが怒りの導火線に火をつけ、両チーム入り乱れての乱闘騒動に勃発して話題を呼んでいる。

 敵地に乗り込んだポンチ・プレッタは前半終了間際に2ゴールを奪取。しかし、後半11分、同36分に失点して同点にされると、終了間際に勝ち越しを許して逆転負けを喫した。

 事の発端は終了間際のシーンだ。なんとか追いつきたいポンチ・プレッタはブラジル人FWロジェールが相手GKからボールを受け取ろうと近づいたが、グアラニGKジェフェルソン・パウリーニョがボールを高く上げて、頭上を抜く“シャペウ”を敢行。これに激昂したロジェールがジェフェルソンを追いかけまわし、両チームが入り乱れるカオス状態に。ロジェールは一度スタッフに促されてピッチサイドまで引き上げたが、再び頭に血が上り、相手に飛び掛かる寸前までヒートアップした。最終的に、ロジェールにはレッドカードが提示されている。

 衛星放送「FOXスポーツ」ブラジル版公式ツイッターは、「グアラニのGKジェフェルソン・パウリーニョは、(ポンチ・プレッタの)ロジェールにシャペウを決めた。アタッカーは試合終了後にライバルに怒りを示し、大混乱が生じた」とレポート。海外サッカーサイト「BESOCCER」スペイン語版は「ポンチ・プレッタの9番が爆発。我を失った」とロジェールの蛮行を伝えている。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によれば、グアラニ守護神ジェファーソンは、「ゲームが止まり、彼はボールを取りに来た。そこで私は彼にシャペウを決めたが、侮辱の意味はなかった。我々は模範にならなければならない」と試合後に話したという。

 ふとしたワンプレーが思わぬ形で乱闘騒動に発展してしまった。

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