スイス調査機関が発表「所属選手の市場価値総額TOP10」 1600億円超の“欧州一”は?
現欧州王者リバプールがマンCを抑えて1671億円で1位に立つ
スイスのサッカー調査機関「CIES Football Observatory」は16日、独自の評価基準による選手の市場価値に関する調査結果を更新。欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ)で所属選手の市場価値総額の総合トップが現欧州王者のリバプールと発表した。その金額は14億500万ユーロ(約1671億円)となった。
リバプールは昨季のUEFAチャンピオンズリーグを制し、今季も新型コロナウイルスの影響による中断時点でプレミアリーグの首位を独走。30年ぶりのリーグ制覇は確実と言われる快進撃を見せている。
チームには2018年1月の移籍時点ではDF史上最高額となる7500万ポンド(約98億円)で獲得したオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクや、こちらも一時GK史上最高額を更新する6700万ポンド(約87億円)で加入したブラジル代表GKアリソンなどビッグネームが数多く揃う。今年1月には日本代表MF南野拓実も加入し、日本での注目度はさらに高まった。
「CIES」は欧州5大リーグの各クラブの価値が高い選手20名を対象として、その市場価値の合計額を集計。その結果、リバプールが14億500万ユーロ(約1671億円)で堂々トップに立った。ユルゲン・クロップ監督率いるチャンピオンチームは市場価値でも欧州一となったようだ。
2位は昨季までプレミアリーグ2連覇のマンチェスター・シティ(13億6100万ユーロ/約1619億円)がランクイン。これにバルセロナ(11億7000万ユーロ/約1391億円)、レアル・マドリード(11億ユーロ/約1308億円)とスペインの2強クラブが続いた。
さらに5位チェルシー(10億800万ユーロ/約1199億円)、6位マンチェスター・ユナイテッド(10億700万ユーロ/約1198億円)とイングランド勢が上位に連ねている。この6クラブが10億ユーロ超えとなった。
フランスきってのメガクラブであるパリ・サンジェルマン(9億7900万ユーロ/1164億円)が7位、リバプールを破って今季CLベスト8進出を決めたアトレチコ・マドリード(8億3600万ユーロ/約994億円)が8位、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるトッテナム(7億8700万ユーロ/約936億円)が9位、セリエAの絶対王者ユベントス(7億8300万ユーロ/約931億円)が10位となり、トップ10の顔ぶれとなった。
(FOOTBALL ZONE編集部)