ミラン監督候補のラングニック氏、数週間以内に決断か 伊紙指摘「予算次第で態度を決める」
クラブ幹部の内部対立の末、ラングニック氏が次期監督の有力候補になっているが…
来季に名門ACミランの監督に就任する噂が浮上しているドイツ人指導者のラルフ・ラングニック氏だが、その正式な返答にはまだハードルが残されているという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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ミランはクラブ幹部の内部対立が話題になったが、その引き金になったのがラングニック氏へ来季監督就任の打診だ。経営権を持つ米ファンド「エリオット・マネジメント」の意向を受けたイヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)がラングニック氏の招聘に向けて動いた。一方で、強化部門の幹部だった元クロアチア代表ズボニミール・ボバン氏と元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏の両OBは、その方針に難色を示していたとされている。
その対立の結果は、ボバン氏の解任という形で表面化。しかし、経営サイドが勝利を収めた形になるだけに、ミランはラングニック氏を来季の監督に据えるための動きが進んでいる模様だ。
しかしながら、ラングニック氏はミランの監督に就任するかを見極めている状態にあるという。その判断基準を記事では「移籍市場でどれだけの金額を使わせてもらえるのか。自身のコーチングスタッフを連れていきたいうえに、自分のサッカーに適合する選手を集めたいラングニックは、その予算次第で態度を決める」と報じている。
同紙は「今後の数週間で進展が見られるだろう」と、次の展開までの時間を予想した。ミランは黄金期を知るOBではない方向に復活の糸口を求めることになりそうだが、予算次第では内部対立までした結果、何も生み出さないという最悪のシナリオも見え隠れしている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)