リバプールOBキャラガー、“守備の穴”ロブレンに苦言 「同じミスをする姿を見てきた」
ワトフォード戦で全失点に絡み、対戦相手からも「弱いほうを選んだ」と言われる始末
リバプールのレジェンドで元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が、古巣でプレーするクロアチア代表DFデヤン・ロブレンについて、「どんな対戦相手でも挑もうとする」と苦言を呈している。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。
今季のロブレンはリーグ戦出場9試合と安定した出番を得られず、最後に出場したのは0-3で完敗を喫したプレミアリーグ第28節ワトフォード戦。この一戦でリバプールは、負傷中の主将イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンに代わって同代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン、センターバックの同代表DFジョー・ゴメスに代わってロブレンの起用以外は、ベストメンバーを送り込んでいたにもかかわらず、後半に3失点。連勝記録は「18」、無敗記録も「44」でストップすることになった。
非難の的となったのがロブレンだ。試合の大半をワトフォードのイングランド人FWトロイ・ディーニーに狙われ、全失点に関与。そのディーニーも試合後に英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、「敬意を欠くわけではないが」と前置きしたうえで、“ロブレン狙い”をこのように明かしていた。
「(オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク以外の)2人のうち弱いほうを選んだ。でも、彼も僕と戦いたいと思っていたので、そうなればゲームは僕のものだ。僕と戦おうとする選手はタフな夜になること間違いない。彼はボールを見るのではなく、僕と戦おうとしていた」
クラブOBのキャラガー氏もポッドキャスト番組「Match X Pajak」で、厳しい言葉を残している。
「リバプールのユニフォームを着ているロブレンが同じミスをする姿をずいぶんと長く見てきた。彼はどんな対戦相手でも挑もうとする。ハリー・ケインと対峙した時も、体を使って競り負けた。彼(ロブレン)は28歳。すでに学んでいるべきだ」
リバプールとの契約を2021年まで残すロブレンだが、厳しい状況に立たされている。