新型コロナ発祥、中国の「今」は? 現地イタリア人監督が証言「隔離に従わない場合…」
広州恒大のカンナバーロ監督、現在中国で14日間の隔離中
世界中で感染が拡大する新型コロナウイルスはサッカー界に大きな影響を与えているが、発祥地とされる中国で広州恒大の監督を務める元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏が、その「今」を語っている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
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広州は15日間、UAEのドバイでキャンプを行い、3日までに中国へ戻った。カンナバーロ監督は、入国時に検温などの措置が行われ、現在は14日間の隔離中だという。そして、「家にいなければならない。当局はいつでも家を訪れて体温を測定することができる。さらに重要なのは、私たちが外出したことを確認することができる。隔離に従わない場合、彼らは強制的な措置を取る。一瞬の間にだ。検疫期間を過ぎると新しい分析が行われ、一種のパスポートのようなものが提供される」と、現状を話した。
現在の中国では感染者の増加はピークを越え、緩やかに収束に向かっていると見られる。カンナバーロ監督は「窓からはカフェテラス、レストランが営業され、マスクなしの人々、普通の人々を見ることができる。1カ月前、路上には誰の姿も見なかった。ある日、クラブの施設に行った時には誰にも会わず、警察のコントロールと救急車だけを見かけた」と、状況は大きく変化したと証言している。
カンナバーロ監督は「チームには新型コロナウイルスの感染が確認された人物はいない」としたうえで、「5月に公式戦が再開されればいいと思っている」と話した。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合も延期されているが、その再開に向けての準備を中国は5月を目途として行うことになるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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