J移籍も噂されたチェルシーFW、“芸術バックヒールボレー弾”に再注目 「秀逸」「美しい」
ペドロが今季開幕前のザルツブルク戦で決めた超絶弾、チェルシー公式SNSが映像公開
チェルシーは今季のプレミアリーグ第29節終了時点で4位につけており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指し熾烈な“トップ4”争いを繰り広げている。新型コロナウイルス感染拡大により3月中のリーグ戦が延期されたなか、クラブ公式インスタグラムは開幕前のプレシーズンマッチで生まれた元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスの華麗なバックヒールボレー弾に再注目。ファンからも「秀逸」「シーズン最高のゴール」など感嘆の声が上がっている。
フランク・ランパード監督が率いるチェルシーで在籍5シーズン目を迎えたペドロだが、今季は度重なる負傷もあって苦しんでいる。2月に入ってから状態が上向き、3月8日に行われた第29節エバートン戦(4-0)で今季9試合目の出場で初ゴール。不本意なシーズンを過ごすなか、6月末で契約満了となるため今夏の去就も注目されており、1月にはJリーグ移籍の可能性がスペイン紙で報じられていた。
そうしたなか、チェルシー公式インスタグラムは「完璧!」と綴り、ペドロがシーズン開幕前の昨年7月31日に行われたプレシーズンマッチのザルツブルク戦(5-3)で決めたスーパーゴールに再注目。そのシーンは3-1で迎えた後半12分、FWタミー・エイブラハムとのワンツーで左サイドを突破したMFロス・バークリーが、右足に持ち替えると、ゴール前にクロスを供給。スペースに走り込んだペドロは、ゴール方向へ飛んだボールを背中越しに受けることになるが、左足のバックヒールで巧みに合わせると、軌道をわずかに変えたシュートがゴール右に突き刺さった。
この芸術的な高難度“バックヒールボレー弾”は、当時も英メディア「スポーツ・バイブル」が「歴代最高に仰天させる」など反響を呼んだが、今回再びチェルシー公式インスタグラムで映像が公開されると、コメント欄には「プスカシュ賞」「とてつもないゴール」「クールな一撃」「シーズン最高のゴール」「秀逸」「並外れている」「美しい」など称賛の声が殺到した。
このスペクタクルなゴールが証明するように、32歳となった今も技術的な衰えを見せていないペドロ。チェルシー残留か、それともJリーグ行きも含めた移籍を決断するのか。今夏に向けた動向は注目を集めそうだ。