まるでCG? 天才イニエスタ、漫画級の“5人完全包囲網”珍ショットにスペイン再脚光
2012年EUROイタリア戦で生まれた珍しいシーンにスペイン紙が再注目
J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは卓越したスキルを備え、どんな状況でも冷静沈着にプレーする。そんなイニエスタの象徴的な一枚と言えるのが、人気漫画「キャプテン翼」を思わせる“完全包囲網”ショットだろう。かつてイタリア戦で5人に囲まれるという漫画級の珍シーンが生まれ、スペイン紙が再び脚光を当てている。
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現在35歳のイニエスタは下部組織上がりのバルセロナ一筋で16年間プレーし、数々のタイトルを獲得。2008年と12年のEURO連覇、2010年ワールドカップ優勝など、スペイン代表でも栄冠を手にしている。
稀代のプレーメーカーは2018年夏に神戸へ加入。Jリーグ1年目を14試合3ゴールで終えると、2019シーズンは23試合6ゴールの結果を残し、元日の天皇杯ではクラブの初タイトル獲得に大きく貢献した。
鋭い洞察力や卓越したスキルも光るイニエスタだが、局面での優れた判断力や高いボールキープ力を象徴する1枚をスペイン紙「AS」公式インスタグラムが公開。「相手チームのベストが誰であるかが明確な場合」と記し、スペイン代表のユニフォームを着たイニエスタがイタリア代表の5人に囲まれているシーンを捉えている。
投稿された写真は、スペインが優勝した12年EUROのワンシーンだ。グループリーグ初戦のイタリア戦、イニエスタが相手DFジョルジョ・キエッリーニら5人に徹底マークされている瞬間を捉えている。まるでCGのような一枚となっているが、かつてスペイン紙「マルカ」は「漫画『キャプテン翼』を模倣」と報じていた。
イニエスタの天才ぶりを物語る漫画級の“5人包囲網”は、スペインでもいまだ語り継がれているようだ。