無人ゴール前50cmの珍攻防、「史上最悪ミス」「史上最高クリア」の“同時発生”に反響
最後は無人ゴールに押し込むだけの場面で起きた衝撃プレーに海外注目
オーストラリア1部で「史上最悪のミス」「史上最高のクリア」と評価が分かれる衝撃のプレーが生まれた。14日のリーグ第23節メルボルン・シティ対ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)の一戦で珍しいシーンが起き、海外メディアは「酷いミスか、驚くべき守備か?」と報じている。
試合は敵地に乗り込んだWSWが前半21分に先制するも、直後の同30分にメルボルン・Cが同点に追いつく。その後も一進一退の攻防が続くなか、後半24分にその場面が訪れた。
メルボルン・CのDFカーティス・グッドが自陣ゴール前で対応し、ヘディングで味方GKにボールを戻そうと試みる。ところが上手くミートせず、ボールは力なく転がり、そのこぼれ球に反応したのがWSWのFWサイモン・コックスだ。
コックスはボールを拾うとGKを巧みに交わし、ボールはそのまま無人のゴールへ転がり、最後のワンプッシュをしようとコックスが突っ込んだ。次の瞬間、ミスしたグッドが猛スピードで戻り、ゴールラインから50センチ程度の位置で神がかったクリアを見せ、大ピンチを逃れた。まさかの大チャンス逸にコックスは茫然自失の表情を浮かべている。
試合はそのまま1-1で終了したなか、海外メディアは無人のゴール手前で見せた驚くべき攻防に注目。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「酷いミスか、驚くべき守備か?」と報じ、同公式インスタグラムではプレー映像を公開しつつ「彼はどうやってミスしたんだ?」と衝撃を受けた様子で綴った。コメント欄では様々な意見が上がり、「史上最悪のミス」と「史上最高のクリア」に反応が分かれている。
衛星放送「ユーロスポーツ」は「サッカー史上最高のタックル?」と守備側を称えていたが、見るものによって判断が分かれる珍プレーとなったようだ。
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