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開幕戦黒星で早くも信頼失墜のファンハール監督が嘆き節 「2週間前はキングで今はデビル」
24日の敵地サンダーランド戦を控えるオランダ人指揮官は記者会見での表情に微妙な影を帯びていた。
「ファンも恐怖心を抱えていることは私にも想像できる。去年1シーズン(の迷走)を目の当たりにした後、初戦を見てしまった。2週間前に私はマンチェスターのキングだったが、今、私はデビルだ。これがフットボールの世界なんだ」
ファンハール監督はこう語った。ブラジルワールドカップでオランダ代表を3位に導いた指揮官は、昨季デイビッド・モイーズ政権で迷走を繰り返し、7位に終わったチームを引き継いだ。米国で行われたギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップを含めて開幕前の親善試合で全勝し、サポーターから「キング・ルイス」「キング・オブ・マンチェスター」と崇められるに至った。だが、開幕戦での1-2負けで権威は一瞬で失墜。自ら「悪魔」と嘆いた。
「ファンは信じなければいけない。ポール・スコールズも信じなければいけない。クラブが私と契約をしたのは、私の哲学が理由であり、私が格好いいからではない。格好いいのだけど。私をクビにするために雇ったわけではない」
指揮官はそう付け加え、現体制に批判的な発言を続けるかつての名手、スコールズに対しても信頼を呼びかけている。
逆風に直面しているファンハール監督だが、その手腕でサンダーランド戦で勝利に導き、追い風に変えたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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