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柏ネルシーニョ監督、新型コロナで日本人の規律称賛 五輪中止論に私見「最優先は…」
母国メディアの取材に応じたネルシーニョ監督、新型コロナウイルスの影響に言及
世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、J1柏レイソルを率いるブラジル人のネルシーニョ監督は母国メディア「グローボ・エスポルチ」の取材に応じ、日本人の対応に関して「規律正しい」と称賛しつつ、延期の可能性が指摘される東京五輪について「最優先は…」と私見を述べている。
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新型コロナウイルスの影響でJリーグは一時中断され、当初は3月18日の再開が予定されていた。しかし拡大する状況を受けて12日、Jリーグは「3月18日~29日に開催予定のJリーグのすべての試合について、開催延期を決定しました」と発表している。
これによりJリーグの各クラブにも影響が及んでいるなか、柏を率いるネルシーニョ監督はブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」に対して、日本の状況について言及。「ここ日本は、とても規律正しい人たちばかりだ。彼らは、大規模イベントを3月中旬までに中止するよう求める政府の要請に応じている」と口にしている。
ネルシーニョ監督は「まだ感染はあるようだが、それでも事態はコントロールされている」と見解を述べつつ、「我々は日々トレーニングを行っている」と一般非公開ながら3月中もトレーニングを続けている様子を語った。
また、「五輪に不安はありますか?」というブラジルメディアの問いに対して、ネルシーニョ監督は「まだ何も決まっていない。最近、よく耳にする質問だ。今のところ延期しないだろう。あちこちで耳にするが、どれも正式なものではない」と明言。延期の可能性が報じられている東京五輪について「懸念は非常に大きい」としながらも、次のように持論を展開した。
「しかし、私たちはまず人々のことを考えなければならない。ウイルスは日本だけでなく、世界で広がっていることが問題だ。私たちは他国から来る人々やアスリートについて考えなければならない。最優先はウイルスを制御することだ」
新型コロナウイルス拡大による影響が広がるなか、ネルシーニョ監督も東京五輪開催を巡る問題に関心を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)