「鳥肌が立っている」 神戸イニエスタ、新型コロナと戦う人々に感銘「僕からの愛を…」
日本や母国スペインのリーグが中断となるなか、「皆さんとともにいる」と決意表明
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが14日、自身の公式ツイッターを公開。新型コロナウイルスの感染拡大で世界各国のリーグが中断や試合延期を余儀なくされるなか、122秒に及ぶ動画で母国スペインにエールを送っている。
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J1リーグは2月下旬の開幕節こそ実施したが、2月28日から3月15日に開催予定だったJ1・J2リーグ(第2~4節)ならびにルヴァンカップ(グループステージ第2~3節)の計94試合の開催延期を決定。さらに3月12日には、18日~29日に開催予定だった計69試合の延期を発表し、3月中の公式戦はすべて延期となった。
3月と6月のワールドカップ・アジア2次予選も延期となり、海外でも欧州選手権(EURO)2020開催が懸念されるなど、新型コロナウイルスの猛威は日々増している。イニエスタの母国であるスペインも、1部・2部の直近2節分が試合延期となったなかで、イニエスタは自身のツイッターに「僕からの愛を皆さんへ。頑張って」と綴り、一本の動画を投稿した。
「皆さんへ。この数週間、数カ月のこの深刻で難しい状況にすべての人たちにサポートと励ましのメッセージを送りたい。プロトコルや指示、専門家の予防策に耳を傾け、この時期にはできるだけ社会的な貢献をするように努め、自分たちがすることに意識を持たなければならない。これは明らかに社会的な問題で、みんなが知っているによう僕らは日本にいて、数週間前から学校閉鎖されていて、最低限の形、ほぼまったく街中には出て行かない。
状況としてはどうやら通常の状態に戻って行っているようだけど、引き続きすべての予防策を行っている。同時に僕らはスペインで起こっていることに注意を向けている。家族や友人、すべての状況に苦しんでいる人たち……。僕らは常に今起こっていることを考えている。皆さんを助けたいという僕らからのメッセージを送るとともに、医師や医療関係者、看護師、そのほかにこの件で活動している人たちに感謝している。たくさんの映像やコメントを見ていて鳥肌が立っている。僕らの考えは皆さんとともにいるということ」
懸命に対処に当たる人々の姿を見て鳥肌が立つほど感銘を覚えたというイニエスタ。神戸の公式ツイッターを通じて、「両足を使ってリフティング20回」という宿題を全国のファンに出すなどサッカー界のために尽力しており、世界的名手の言葉は人々を勇気づけることに一役買いそうだ。