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海外なでしこMF、新型コロナ“人種差別被害”を傷心告白「ウイルス扱い…わざと咳も」
デポルティボ・アバンカMF山本摩也、SNSで被害を吐露「心の痛みを理解してほしい」
スペインの女子サッカーリーグ1部デポルティボ・アバンカに所属するMF山本摩也が自身のツイッターを更新し、新型コロナウイルスがスペインでも拡大するなか、「私をコロナウイルス扱いする人がいる」と被害を告白した。スペインの電子紙「El Espanol」は「女性スポーツ選手のマヤ・ヤマモトが、コロナウイルスの人種差別的屈辱を受ける」と報じている
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世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、スペインでもラ・リーガ1部と2部の2節分が延期されるなど影響が拡大。そんななか、日本代表MF柴崎岳が所属するスペイン2部デポルティボの女子チームにあたるデポルティボ・アバンカ所属のMF山本が、13日に自身のツイッターを更新し、新型コロナウイルスを巡る思わぬ被害を訴えている。
「私をコロナウイルス扱いする人がいるし、わざと咳をする人もいるし、それをふざけて面白がる人もいる」
そう綴った山本は「そういった人たちに出くわすのはとても悲しいし、他者を尊敬し、他人の心の痛みを理解してほしい」と胸中を吐露している。その投稿はSNS上で大きな反響を呼んでいるなか、スペインの電子紙「El Espanol」は「女性スポーツ選手のマヤ・ヤマモトが、コロナウイルスの人種差別的屈辱を受ける」と見出しを立てて報じた。
「日本人女性は、コロナウイルスと呼ばれることに耐えなければならなかったと指摘し、一部の人々が通り過ぎる時に意図的に咳をすることを訴え、ソーシャルネットワーク上でリスペクトを求めた」
早稲田大学卒業後、2016-17シーズンにスペイン女子サッカーリーグ1部バレンシア・フェメニーノに加入した山本。翌シーズンにはサラゴサ・クラブ・デ・フートル・フェメニノへ移籍し、昨季からデポルティボ・アバンカでプレーしている。海外で研鑽を積むなか、無思慮な言動に対して心を痛めており、思いを綴った投稿に反響が広がっているようだ。