CL&EL、新型コロナ禍で新形式案浮上 準々決勝、準決勝は中立地での1試合で決着か
UEFAが加盟55協会に少数をかけ、17日にビデオ会議を実施予定
新型コロナウイルスの影響で試合の開催が中断されているUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とUEFAヨーロッパリーグ(EL)だが、準々決勝と準決勝もそれぞれ中立地での1試合で勝敗を決める案が浮上しているようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
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欧州での急速な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各国のサッカーリーグは軒並み延期を余儀なくされている。
CLは現地時間11日までに決勝トーナメント1回戦第2戦の4試合が終了したものの、マンチェスター・シティ対レアル・マドリード、ユベントス対リヨン、バルセロナ対ナポリ、バイエルン対チェルシーの4カードは第2戦が延期。ベスト8の顔ぶれはまだ確定していない状況だ。
ELはラウンド16の第1戦6試合が消化され、セビージャ対ローマとインテル対ヘタフェ戦が延期となった。
そうしたなかでUEFA(欧州サッカー連盟)は、両大会は今後準々決勝、準決勝をそれぞれワンレグ(1試合)で開催する案を提案するという。
通常、CLもELも決勝トーナメントは決勝を除いてすべての試合でホーム&アウェーの2試合で勝敗を決するが、スケジュール的な問題を加味し、準々決勝と準決勝を中立地あるいはコイントスで勝ったチームのホームで試合を行い、勝負を決するというものだ。
UEFAは加盟55協会に招集をかけ、緊急のビデオ会議を現地時間17日に行う予定。そこでCLとELの開催方針について決断が下されることになるようだ。
各国リーグは4月上旬の再開を目処に中断を発表したが、事態は悪化する一方で、いつ再開されるのか不透明な状況。シーズンの短縮なども噂されている一方、より少ない試合でチャンピオンを決める方法も代案の一つとして検討されることになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)