ウォルバーハンプトン監督、新型コロナ禍での“EL強行開催”に怒り 「馬鹿げている」
相手オーナーがコロナ感染 ヌーノ監督主張「今サッカーをしなければならないのか?」
ウォルバーハンプトンのヌーノ・エスピリト・サント監督が、現地時間12日に開催されたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第1戦のオリンピアコス戦(1-1)前に英衛星放送「BTスポーツ」で語った感情的なコメントが話題を呼んでいる。英メディア「スポーツ・バイブル」が報じた。
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12日に開催予定だったELラウンド16第1戦は、インテル対ヘタフェ、セビージャ対ローマが試合延期となった一方、LASKリンツ対マンチェスター・ユナイテッド、オリンピアコス対ウォルバーハンプトンは無観客試合で開催された。
この状況に不満を漏らしたのが、ウォルバーハンプトンのヌーノ監督だ。対戦したギリシャのオリンピアコスは、先日オーナーの新型コロナウイルス感染を発表。この状況を受けてウォルバーハンプトン側は試合延期を要求していたが、要望は認められずに敵地ギリシャに乗り込んで試合に臨むことになった。
ヌーノ監督は、この状況で試合を実施させたUEFA(欧州サッカー連盟)を批判した。
「もちろん世界で何が起こっているのかを考えた時に(試合をすることは)気持ちが重くなるだろう。サッカーをプレーすることで(新型コロナウイルスに感染して)、世界中で何が起こっているのかを理解するんだ。プレーしたすべての人々が傷ついて死に至ることだってある。今、我々はサッカーの試合をしなければならないのか? そんなの馬鹿げているよ」
また、英衛星放送「スカイ・スポーツ」に対して「私は無観客開催の決定を理解しているけど、それにおけるフットボールの意味は何なのか。無観客試合をする意味はないと思う」と見解を示したヌーノ監督。チーム、そしてサポーターのことを考えた発言は、多くのサッカーファンに届いているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)