ユナイテッドFW、圧巻の“リフティング弾”を指揮官絶賛 「誰にもセーブできない」
EL 16強第1戦のLASK戦で5-0快勝、FWイガロが華麗なボールタッチから強烈ゴール
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のナイジェリア代表FWオディオン・イガロが現地時間12日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16ファーストレグのLASK(オーストリア)戦に先発出場し、前半28分に圧巻のゴラッソを決めた。5-0と快勝したなか、オレ・グンナー・スールシャール監督は「誰にもセーブできない」「全てのタッチがハイクオリティー」と称賛している。
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今冬に中国1部上海緑地申花から期限付き移籍で加入したイガロ。ここまでプレミアリーグでは無得点だが、FAカップで2得点、ELで1得点を決めていた。
ELで3試合連続出場となったLASK戦では前半28分に華麗な一撃でチームに先制点をもたらした。ペナルティーエリアの手前でポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスから浮き玉のパスを受けると、右足、左足、右足とボールを一度も地面に落とさず3回リフティングをするようにコントロール。そして4回目のボールタッチで左足のシュートを放つと、強烈な一撃をゴール左上隅に叩き込んだ。
GKが一歩も動けないこのゴラッソは、シュートに至るまでのボールコントロールも含め、UEFAが選ぶ今節の「スキル・オブ・ザ・デイ」にも選出された。
チームは5-0と大勝したなか、英公共放送局「BBC」によれスールシャール監督は「彼は3回ボールにタッチし、4度目でフィニッシュした。全てのタッチがハイクオリティーだったよ」とイガロの技術の高さを絶賛。トップコーナーに打ち込んだシュートについても「誰にもセーブできないだろう」と称えていたという。
この試合は新型コロナウイルスの影響で無観客開催となったが、「BBC」は「マンチェスター・ユナイテッドのオディオン・イガロがELのLASK戦で決めたセンセーショナルなゴールはリンツァー・シュターディオン(LASKの本拠地)を満員にするほどの価値があった」と報じている。
30歳で夢のクラブと語るユナイテッド移籍を果たしたイガロ。加入決定直後は懐疑的な見方もされていたが、ゴールという結果で自身の価値をアピールし続けている。