4戦4発の岡崎慎司、“古巣”マラガ戦を前に当時の心境を吐露 「出ていく時…」
現地紙「AS」のインタビューでスペインでのキャリアについて語る
スペイン2部ウエスカに所属するFW岡崎慎司が、現在好調を維持している。今季からプレーの場を移したスペインで、26試合に出場して8ゴール。直近の4試合で4得点とチーム得点王として欠かせない存在になっている。そんな絶好調男がスペイン紙「AS」のインタビューに応じ、新天地での適応について語っている。
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岡崎は今季、4年間プレーしたプレミアリーグのレスターを離れて、かねて自身の希望だったスペイン挑戦を決断。一度はスペイン2部マラガへの移籍が決定したが、クラブの財政面の不備によって選手登録ができず、契約解除となって昨年9月4日にウエスカへ加入した。
すでにリーグ戦が開幕していたなか、第4節スポルティング・ヒホン戦(1-0)に途中出場して新天地デビューを飾ると、第8節ジローナ戦(1-0)では、アクロバティックなボレーシュートで移籍後初ゴール。第12節ルーゴ戦(2-3)、第13節エルチェ戦(2-0)で2試合連続得点し、MF香川真司との日本人対決となった第21節サラゴサ戦(2-1)でもゴールをマークした。そして直近の4試合では4ゴールと量産体制に入っており、2試合連続ゴール中のストライカーは、現地時間14日に“古巣”のマラガ戦を迎える。
そんななか、「AS」のインタビューに応じた岡崎は好調の理由を説明。「スペインへ来てから最高の瞬間。貢献を喜ぶか」との質問が飛ぶと、「もちろん。リーガ・エスパニョーラでプレーできて幸せ。でも今の8得点よりも多くの点を決め、ウエスカの1部昇格を助けたい」と、現在4位につけるチームの救世主となることを誓った。
ここまで8ゴールを挙げ、2桁得点は目の前に迫っている岡崎。だが、一方でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により、7点が取り消されている。この現況にも素直に話している。
「いくつかの取り消されたゴールには同意しているけど、そのほかでは10~15秒も前のプレーのことだった。時々理解に苦しむ決定がある。だけど、すべての選手たちが将来に向けて状況に対応しなければならない」
ここにきて爆発的な活躍を見せているものの、昨年11月から年末にかけては7試合連続無得点の時期を過ごしたり、12月の冬期休暇を終えて今年に入ってからもなかなかゴールが奪えず苦しんでいた。だが、岡崎は「(当時と今は)何も変わっていない。得点すれば自信が深まり、その後何点か決めればその自信と好調を維持しようとする」と、豊富な経験からどんな状況下でも冷静に戦い続けた結果だと示している。