クロップ監督、痛恨ミスのGKアドリアンを擁護 「今夜の最初にして、最大の過ちは…」
ミスを犯したGKアドリアンにクロップ監督「これまでに何度も我々を救ってくれた」
リバプールのユルゲン・クロップ監督は11日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のセカンドレグのアトレティコ・マドリード戦(2-3)で失点につながるミスを犯したスペイン人GKアドリアンを擁護し、「我々の大きな過ちは2点目が遅すぎたこと」と試合を振り返った。英誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えている。
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敵地での第1戦を0-1で落としていたリバプールは本拠地アンフィールドで試合の主導権を握り、アトレティコ相手に攻勢を仕掛けた。前半43分にはオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがヘディングシュートを叩き込み、1-1で合計スコアをタイに戻した。
後半にも決定機を作り出したリバプールだったが、アトレティコのスロベニア代表GKヤン・オブラクのビッグセーブにも阻まれ、1-1のまま延長戦へと突入した。
延長前半4分にはブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが自身のシュートがポストに弾かれたこぼれ球を押し込んでリバプールが勝ち越しゴールを奪うも、その3分後にはGKアドリアンのキックミスからMFマルコス・ジョレンテのミドルシュートを被弾し、アウェーゴール差で逆転を許した。
疲れがピークに達した延長後半にはさらに2失点し、2戦合計スコア2-4で敗退が決まった。オブラクが輝きを放ったアトレティコに対し、アドリアンが痛恨のミスを犯したリバプールと両守護神の明暗はくっきり分かれた。
負傷中のブラジル代表GKアリソンの代役とされたアドリアンに対してはパフォーマンスに対する批判の声が上がっているが、クロップ監督は「彼はあのようなプレーをしたくてしたわけではない。彼はこれまでに何度も我々を救ってくれた。リバプールに来てから彼は素晴らしいパフォーマンスを見せていた」と昨夏に加入したスペイン人GKを擁護した。
またクロップ監督は「試合に敗れるときは常にいくつかの理由があるものだ」と指摘。「今夜の最初にして、最大の過ちは2点目が遅すぎたことだ。90間では得点できず、延長戦で得点した。これが我々のミスだ」と圧倒的に攻め込みながらもアトレティコの堅守を崩しきれなかった点を敗因として挙げていた。