南米クラブNo.1決定戦で危険プレー 衝撃の“空手キック”で一発退場「犯罪的攻撃」

オリンピアのトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨール【写真:Getty Images】
オリンピアのトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨール【写真:Getty Images】

オリンピアFWアデバヨールのスパイク裏が相手FWコアッチの顔面をヒット

 パラグアイ1部オリンピアは現地時間11日、南米最強クラブを決めるカップ戦「コパ・リベルタドーレス」のグループステージ第2節でデフェンサ・イ・フスティシア(アルゼンチン)と対戦。後半に数的劣勢となったなかで2-1と勝利したが、退場となったトーゴ代表FWのラフプレーが海外メディアの注目を集めている。

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 ホームのオリンピアは後半15分にパラグアイ代表DFカルロス・ロロンのゴールで先制したが、同27分に劣勢を強いられることになる。空中のボールを目で追いかけながら、落下点を目指したトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールは勢いよくジャンプ。右足を振り上げたが、スパイク裏が競り合った相手FWエンゾ・コアッチの顔面を直撃してしまう。コアッチは痛みで顔を押さえてピッチに倒れ込み、しばらく動けず。アデバヨールにはレッドカードが提示され、勝負どころで一発退場となった。

 危険なプレーに、アルゼンチンのテレビ局「TyCスポーツ」は「アデバヨールは恥ずべきキックでレッドカード」と見出しを打ち、「オリンピアの元トーゴ代表はエンゾ・コアッチを襲った。カリージョ主審は、36歳FWを無謀なプレーですぐに退場にした」と速報。アルゼンチン紙「La Nacion」は「犯罪的攻撃」と糾弾した。また、ベトナム紙「SOHA the thao」も「エマニュエル・アデバヨールが空手スタイルで退場」と伝えている。

 数的劣勢となったオリンピアは2-1で勝利したが、アデバヨールは複数試合の出場停止処分を受ける可能性があり、手痛いワンプレーとなってしまった。

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