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「ロナウドには遠く及ばない」 ブラジル英雄がネイマールを批評「ここ10年で最高だが…」
カフー氏が現ブラジル代表エースに言及 「ロナウドと同じ喝采を母国で受けていない
一流の名選手でも、“サッカー王国”ブラジルの人々からその実力を認められるのは簡単なことではないというのは、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のブラジル代表FWネイマールにも当てはまるようだ。かつてブラジル代表の不動の右サイドバックとして活躍し、同国のレジェンドとも言えるカフー氏が、ドイツメディア「T-online」のインタビューの中で、ネイマールに対する評価を語っている。
カフー氏はブラジル代表として通算142試合に出場し、2002年の日韓ワールドカップでは母国の5度目の優勝に貢献。また、03-04シーズンから所属したACミランでは、06-07シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を達成するなど、ブラジルでは伝説的な存在となっている。
インタビューの中で現ブラジル代表のエースであるネイマールについて尋ねられたカフー氏は、「彼がここ10年で最高のブラジル人選手の1人だったことは間違いない」と同選手の実力を評価。しかし「最近の15年間は、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが世界のサッカー界を支配してきた。その2人に比べると、ネイマールは少し物足りないね」とも付け加え、同選手がまだ超一流の域には達していないとの考えを示した。
また、ブラジルの歴代の名選手と比べても、ネイマールはまだ見劣りするというのがカフー氏の意見のようだ。「ネイマールは、ロナウドが受けていたのと同じぐらいの喝采を母国で受けていないし、実際にまだロナウドには遠く及ばない。その状態が変わるかどうかは、すべては今後の彼次第だね」と語り、同氏も代表チームでともにプレーし、“怪物”と呼ばれた元ブラジル代表FWロナウドを引き合いに出して、さらなる奮起を促した。
ネイマールの所属するPSGは、11日のCLラウンド16第2戦でドルトムントに2-0で勝利し、2戦合計3-2で4シーズンぶりにCL8強進出。勝負の一戦でネイマールは先制ゴールを叩き込んだ。悲願のCL制覇を目指すPSGで、10番を背負うエースとして輝きを放ち続ければ、母国の大先輩からの評価も上がっていくかもしれない。