トッテナム、CL敗退の要因はGKロリスとDFオーリエ 元英代表戦士たちが“集中批判”

トッテナムGKウーゴ・ロリス(左)とDFセルジュ・オーリエ【写真:Getty Images】
トッテナムGKウーゴ・ロリス(左)とDFセルジュ・オーリエ【写真:Getty Images】

オーリエとロリスの守備に関して、元英代表DFファーディナンドらが批判のコメント

 トッテナムは現地時間10日、RBライプツィヒ(ドイツ)とのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦で0-3と敗戦。2戦合計スコア0-4となり、ベスト16で姿を消した。かつてイングランドで活躍でした名選手たちは、敗退の要因はフランス代表GKウーゴ・ロリスとコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエにあると口を揃えている。英紙「メトロ」が伝えた。

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 本拠地での第1戦を0-1で落とし、崖っぷちに立たされていたトッテナム。エースのイングランド代表FWハリー・ケインや韓国代表FWソン・フンミン、冬の移籍市場で獲得したオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインなど負傷者続出のなかで迎えた一戦で、開始わずか10分にライプツィヒ主将MFマルセル・ザビッツァーにミドルシュートを決められて先制を許す。さらに同21分に再びザビッツァーのヘディングシュートで突き放された。

 後半42分には途中出場のFWエミル・フォルスベリにファーストタッチでゴールを許して万事休す。敵地での第2戦は0-3で決着し、2戦合計スコア0-4で敗退となった。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどでプレーした元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、ハーフタイムに「スパーズ(トットナムの愛称)は最初の5分、10分は幸先が良かったが、そのあとはライプツィヒについていけてなかった。先制点は良いシュートだったけれど、GKの器量を疑う」と言及。「試合前には、初戦を基にオーリエが弱点になると取り上げていたが、またやっている。彼は重要なポジションにいるにもかかわらず動きが乏しい。クリアを失敗し、失点につながった」と続けた。

 一方、クラブOBのイングランド代表のレジェンドであるグレン・ホドル氏は、1失点目は防げるはずだったとGKロリスの失敗を指摘した。

「もし正しい位置にいればセーブできた。以前にも同じ失敗をしたのを見たことがある。彼の癖だろう。ゴール深くに立つと、コーナーに届かなくなる。テクニカルなもので、彼は直さなければならない。ニアポスト(の2失点目)は入れさせてはならない。彼は2回ミスをした。トップレベルでは、誤ったポジションにいるだけで窮地に追い込まれてしまう」

 また、元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏も英衛星放送「BTスポーツ」で、「あのGKに疑問を呈すべきだ。もっと外にいけるはずだったが、それにしてもボールに手が届いていたのに。手首を強化する必要がある。オーリエは完全にボールから見ておらず、体は明後日の方向を向いている。ひどいミス、最悪のミスだ。ロリスはここでもやらかしているがね」と、ロリスとオーリエに厳しい言葉を残した。

 トッテナムにとっては今後の戦いに影響を感じさせる敗戦となってしまった。

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