パトのチェルシー移籍をF1ドライバーがフライング発表 「我が兄弟にとって最高の移籍」
キャリアの復活を目指すスピードスター
コリンチャンスのブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、チェルシー移籍で合意に達したと報じられる中、F 1ドライバーがフライングで発表してしまい、波紋が広がっている。
かつてACミランで名をはせたスピードスターのパトに対しては、以前からリバプールなどの強豪が興味を示し、中国からは巨額オファーを提示されていた。本人はプレミアリーグでのプレー希望を明かし、英メディアがチェルシーと3年契約で個人合意に達していると報じていた。一方で、クラブはまだ正式な発表や声明を出していない。
今季13位と不振の昨季プレミア王者の反抗への第一歩となる補強をフットボール界が固唾(かたず)を飲んで見守る中、意外な男が正式発表してしまった。
ウィリアムズで活躍するブラジル出身のF1ドライバー、フェリペ・マッサが自身のインスタグラムを公開。満面の笑みのパトを交えた 家族写真とともに「我が兄弟にとって最高の移籍になると確信しています。おめでとう、チェルシー」と祝福のメッセージを送っている。
コリンチャンスから2014年にマッサの出身地であるサンパウロFCに期限付き移籍し、プレーした経緯もあった。ブラジル人ドライバーが電光石火のフライング発表をしたパトもスピードが武器。26歳のストライカーは、2007年にACミランに加入後、ゴールを量産するなど活躍したが、度重なる故障で13年1月にコリンチャンスに移籍していた。スタンフォード・ブリッジで輝けるキャリアを取り戻すつもりだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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