スペイン2強にも新型コロナの影響 レアルは本拠地ツアー中止、バルサはラ・マシアを一時閉鎖

感染拡大により2大名門にも広がる“自粛ムード”
ヨーロッパで新型コロナウイルスが急激に感染拡大し、各国リーグ戦にも影響を及ぼし始めているが、リーガ・エスパニョーラの2強であるレアル・マドリードとバルセロナにも“自粛ムード”が波及している。
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スペイン紙「マルカ」によると、現地時間11日に両クラブのそれぞれ象徴的な存在を一時閉鎖することを決めた。まずレアルは、クラブの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウで開催されているスタジアムツアーについて、12日からの一時停止を発表した。クラブの公式声明によると「文化スポーツ省が講じた措置にのっとって、保健省と調整し、市の決議に沿い決定を下した」としている。
一方でバルセロナは下部組織である「ラ・マシア」について、新型コロナウイルス拡散に対する予防措置として、今後2週間アカデミーの一時閉鎖を決定。選手たちを寮から家族の下に帰らせることにした。この期間は同組織内で行われている学業を、全国リーグなどの遠征中に使用されているツールを使って続けられるようにするという。
レアルのスタジアムツアーでは史上最多となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇の証であるビッグイヤーが豪華に飾られ、バルサの「ラ・マシア」はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)らを輩出した。それぞれにとってクラブのアイデンティティーとも言える両施設が一時閉鎖を強いられたことは、今後2週間にわたって無観客試合となるリーガ全体にも大きな影響を与えるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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