ミラン本田好パス見せるもビッグチャンスで痛恨ミス イタリア杯準決勝初戦で3部相手に1−0勝利

アレッサンドリア戦フル出場で相手DFの頭部にシュート直撃

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、26日のイタリア杯準決勝初戦で、レガプロ(3部)から快進撃を見せているアレッサンドリアと対戦。トリノのスタディオ・オリンピコで行われたゲームは、アウェー扱いのミランがFWマリオ・バロテッリが決めたPKによるゴールを守りきり、1-0で勝利した。スタメンフル出場の本田は後半5分にビッグチャンスを迎えたが、シュートを決めることができなかった。

 週末のリーグ戦でインテルとのミラノダービーが控えているミランは大幅にメンバーを入れ替えた。GKにはクリスチャン・アッビアーティが起用されたほか、中盤は右から本田、アンドレア・ポーリ、ホセ・マウリ、ケビン=プリンス・ボアテングが並んだ。2トップも、FWバロテッリと中国行きが破談に終わったFWルイス・アドリアーノの並びになった。

 前半は立ち上がりからミランが攻撃に多くの問題を抱える展開になった。スペースを消して守るアレッサンドリアに対し、前線の動きが少なく相手を崩すことができない時間が続いた。本田も中央寄りにポジションを取ってDFマッティア・デシリオのオーバーラップを引き出したものの、その先の展開が続かなかった。

 それでも本田は、前半30分過ぎに右サイドからFWアドリアーノの頭に合わせる惜しいクロスを上げると、同39分にはポーリの縦パスを受けて反転しながらFWバロテッリの前にフワリと浮かせたラストパスを通した。しかし、バロテッリはGKの頭を越そうとしたシュートを枠外に外した。

 苦戦が続いたミランだが、同43分にDFルカ・アントネッリが試みたドリブル突破が相手DFのファウルを誘発してPKを獲得。これをFWバロテッリが決め、1-0とリードして後半に突入した。

 

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