ミラン本田、イタリア杯準決勝で好パス連発でチーム最高評価! 「質も量も伴う」「明らかに改善」
地元メディア及第点 3部の格下相手にフル出場
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、26日のイタリア杯準決勝第1レグのアレッサンドリア戦で先発フル出場。前半43分にFWマリオ・バロテッリがPKを決めた1-0の勝利に貢献した。本田は攻撃面でアシストになりそうな良いパスを3本供給したが、いずれも味方FWのミスもありゴールにはつながらなかった。試合後のイタリアメディアの採点では平均的な評価にとどまったものの、寸評では称賛されている。
ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」では及第点の「6点」が与えられた。「後半開始直後のバロテッリからのアシストをゴールにしていれば、もっと高い点数になっていた。多くの縦パスを選択したプレーは、彼のマーカーを困難に陥れた」と評価されている。
惜しむらくは、寸評にあった決定機だった。後半5分、左サイドからFWマリオ・バロテッリが供給したマイナス方向の“決めて下さい”とばかりのパスにフリーで走り込み左足でシュートを放ったが、カバーに入っていたDFの頭をシュートが直撃し、ゴールとはならなかった。このビッグチャンスを決めていればリードを2点に広げ、第2レグを含めた準決勝をトータルで見ても大きく勝利に近づくシーンだっただけに、悔やまれるものになった。
それに加え、本田は前半30分過ぎに右サイドからFWアドリアーノの頭に合わせる惜しいクロスを上げると、同39分にはポーリの縦パスを受けて反転しながらFWバロテッリの前にフワリと浮かせた芸術的なラストパスを通した。しかし、バロテッリはGKの頭を越そうとしたシュートを枠外に外した。後半30分過ぎにも本田は途中出場FWエムベイエ・ニアングに決定的なスルーパスを供給したが、ニアングがトラップミスでチャンスを逸した。
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