ウエスカ、岡崎の“パートナー探し”に終止符か 「最終形を見つけた」とスペイン紙指摘

ウエスカFW岡崎慎司【写真:SD Huesca】
ウエスカFW岡崎慎司【写真:SD Huesca】

フエンラブラダ戦で1点目を決めたクリストとのコンビに高評価

 スペイン2部ウエスカのFW岡崎慎司は現地時間7日、リーグ第31節フエンラブラダ戦で先発出場し、2試合連続となるゴールをマークして2-0の勝利に貢献。同じくゴールを決めたMFクリスト・ゴンサレスとの同時起用にスペイン紙は注目し、「眩い輝きを放った」と報じている。

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 フエンラブラダ戦のウエスカは、9試合ぶりの先発出場となったクリストが前半8分に先制点を挙げ、幸先良くスタート。すると同19分にも岡崎がセットプレーからダイビングヘッドで合わせてリードを広げる。最後までこの2点を守り切ったウエスカが勝利を収めている。

 前線の2人が得点しての勝利と、ウエスカにとっては理想的な展開で上位を追撃する形となったなか、スペイン紙「AS」は「2人のストライカーがフエンラブラダ戦で得点し、眩い輝きを放った」として、ウエスカ攻撃陣に注目。次のように伝えている。

「ミチェル監督はフエンラブラダ戦で待望の攻撃陣を採用した。指揮官はシンジ・オカザキとクリスト・ゴンサレスの2人を前線で組ませ、チームは素晴らしいプレーによって応えた。日本人ストライカーの相棒は常に模索されてきたが、ラファ・ミルが注目されているなかでミチェル監督はクリストを起用する決断を下し、これまでにないほどスムーズな攻撃を展開した」

 セリエAのウディネーゼから期限付き移籍中のクリストは、前節まで8試合連続でベンチスタートとなっていたが、同紙は「日々のトレーニングによってミチェル監督を納得させた」と指摘。さらに「しばらく攻撃のパートナーを探していたオカザキにとって、解決策となる可能性がある。日本人はすでにスペインのサッカーに適応しており、ゴールの面でチームに利益をもたらしている」として、岡崎とのコンビが攻撃の鍵を握る可能性に言及した。

 記事では「ミチェル監督にとっての良いニュースは、どうやら今季のチームにおける攻撃の“最終形”を見つけられたということだ」とされており、岡崎とクリストを中心とした攻撃には高い評価が与えられている。昇格争いが激化する終盤戦、形の定まったウエスカがさらなる躍進を遂げる可能性は十分にありそうだ。

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