「ここに居られて幸せ」 アーセナルFWオーバメヤン、退団の噂を否定「それが僕の気持ち」
元英国代表MFジョー・コール氏はCLでプレーするべきと薦めるもアーセナル残留を示唆
アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、今夏の退団が噂されているが、アーセナルに満足をしていると断言している。英紙「ミラー」が報じた。
2020-21シーズン終了後にアーセナルとの契約満了を迎えるオーバメヤンは、クラブが来季の欧州大会の出場権を得られなければ、移籍するのではないかと言われている。スペインのレアル・マドリード、バルセロナが獲得に興味を示しているとされる一方、アーセナルは新契約を結び、引き留めを狙う構えだ。
また契約延長に応じていないオーバメヤンだが、「僕はここのファンが大好きだ。若い頃からアーセナルの試合を見ていた。常に素晴らしい選手がいたし、トロフィーを勝ち取っていたからね。だから、ここにいることができて本当に嬉しいし、幸せなんだ。それが僕の気持ちだよ」と、アーセナルへの愛着を語っている。
しかし、オーバメヤンは30歳になったがアーセナルではトロフィーを勝ち取れていない。それどころか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることさえも叶っていない。
かつてチェルシーやリバプールで活躍した元イングランド代表MFのジョー・コール氏は、「私がオーバメヤンなら、ドアの外を見てみるよ。彼は最高峰の舞台でプレーするべき選手だからだ。彼はCLでプレーする必要がある。彼はCLで十分な年数をプレーできていないから、自身がトップレベルだと示しきれていない。実際には彼はトップレベルであり、彼が残している数字は誰にも引けを取らないものだ」と、CLでプレーするべきだと主張していた。
オーバメヤンに近しい者は、アーセナルと新契約を結ぶ場合、現在の契約の30%を乗せした週給30万ポンド(約4040万円)を要求するとされている。CL出場権を逃せば、アーセナルはこの要求に応えるのは難しくなり、2021年の夏に移籍金ゼロでの放出を避けるためには、今夏に売却することになるとみられる。
ドルトムントを離れてCLでプレーできていないオーバメヤンだが、来季はCLでプレー姿が見られるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)