久保裕也、「ナックル」ミドル弾で高評価 GK幻惑の「驚くべき一撃」に米賛辞
第2節アトランタ戦、久保がシンシナティ移籍後初ゴールを決めてチーム最高タイ評価
今年1月にアメリカMLS(メジャーリーグサッカー)のシンシナティへ移籍したFW久保裕也が8日のリーグ第2節アトランタ戦にスタメン出場し、驚愕の移籍後初ゴールを決めて称賛を浴びている。海外メディアはチーム最高タイ評価を与え、海外記者も「驚くべき一撃」と賛辞を送っている。
26歳の久保は今年1月、ベルギー1部ヘントからシンシナティに移籍。開幕戦でMLSデビューを飾ると、アトランタ戦で2試合連続スタメン出場を果たし、名刺代わりの一撃を叩き込んだ。
相手ペナルティーエリア左でMFアドリアン・ルガタンからのパスを受けた久保は、右側にボールを持ち直し、思い切りよく右足を一閃。強烈な一撃はほぼ無回転のままゴールへ飛び、相手GKも幻惑されて動けない軌道を描いてネットを揺らした。
チームは惜しくも1-2で敗れて開幕2連敗と苦戦を強いられているが、日本人アタッカーは高い評価を得ている。米メディア「CINCINNATI Soccer Talk」はシンシナティの出場選手を採点し、久保はチーム最高タイの「7点」を与えられている。
「立ち上がり30分は静寂が続き、試合が進むにつれて久保の自信が見えてきた。久保は3本のシュート、3本のキーパス、1ゴールで夜を終えた。チームメイトとの関係を築き、常に攻撃に関与していた。シンシナティの巻き返しを図る素晴らしい一撃で脚光を浴びた」
また現地で“ナックルシュート”と称された久保のゴールに関して、米紙「USAトゥデイ」などに寄稿するジャーナリストのパット・ブレナン氏が反応。自身のツイッターで「昨日、ユウヤ・クボは驚くべき一撃を決めた。クラブ過去5シーズンのどのゴールよりも素晴らしい」と記し、手放しで称賛している。
久保は自身のインスタグラムで「結果には満足していませんが、MLSで初ゴールを決めることができて嬉しいです。素晴らしいサポート、ありがとうございました」とメッセージ。活躍の場をアメリカに求めたストライカーは、さらなる輝きを放ちそうだ。