天才メッシ対策、特別シフトにスペイン仰天「革新的」 敵将も自賛「成功した」
レアル・ソシエダが見せたメッシFK対策、11人全員で対応するシーンが話題に
7日のリーガ・エスパニョーラ第27節でバルセロナと対戦したレアル・ソシエダの“メッシ対策”が「革新的」だと現地メディアで注目を集めている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
バルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われた一戦は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのPKによる得点が決勝点となり、1-0で決着。バルセロナは勝点を58に伸ばし、暫定的に首位に再浮上した。
結果的には相手のエースに仕事をされてしまったレアル・ソシエダだが、この試合で見せたメッシ対策が注目を浴びている。
そのシーンは後半12分過ぎ、バルセロナの直接FKの場面だった。ゴールまで約25mの位置のセットプレーのキッカーはメッシ。ソシエダはGKとフィールドプレイヤーを合わせた11人全員がエリア内に戻って“メッシシフト”を敷いた。
まずボールから9.15m離れた位置で3人の選手が壁を作り、GKの両脇にも2人のフィールドプレイヤーを並べ、ゴールライン上を固めた。さらにゴール前に4選手がポジションを取り、1人がフリーのFWアントワーヌ・グリーズマンを見れるポジションを取った。
スペイン紙「マルカ」は「メッシのフリーキックを止めるため、イマノル(・アルグアシル監督)の革新的なプラン」との見出しで、ソシエダの独特な守備を特集している。
この場面でメッシは直接ゴールを狙うのではなく、ゴール前の味方に合わせるようなボールを蹴ったが、DFに跳ね返され得点にはつながらなかった。記事では「メッシは平静を失い、ゴールは見ずにエリア内クロスを入れた」と、セオリーとは異なる守備の仕方にメッシも戸惑っていたのではと指摘されている。
アルグアシル監督は「我々は全てを研究し、メッシにできることは何かを知り尽くしている」とし、このメッシ対策について「練習してきたもので、幸運なことにも成功した」と語っている。試合には惜しくも敗れたが、対策については手応えを感じていたようだ。