マンU幹部に辞任申し出の事実なし? ファン・ハール体制継続と英メディア報じる
混迷を極める”赤い悪魔”の監督人事
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、やはり続投が濃厚のようだ。英地元メディアで、クラブ幹部に辞任を申し出たと伝えられていたオランダ人指揮官だが、最新のレポートではそのような事実はなかったと新たな展開を迎えている。”赤い悪魔”の監督人事を巡るニュースは、混迷を極めている。英国営放送「BBC」が報じた。
ファン・ハール監督は23日のサウサンプトン戦に0-1で敗れ、本拠地オールド・トラッフォードの観客から大ブーイングを浴びるなど、すでにサポーターからの信頼が地に落ちていた。地元メディアによれば、ファンの期待に答えられない指揮官が自らに失望したと弱気発言を残し、さらにエド・ウッドワード副会長に辞任を申し出たと報じられた。
しかし、「BBC Sport」によれば、そのような事実はなかったとこれまでの報道を否定している。家族の誕生日を祝うために、オランダへ帰国していたというファン・ハール監督もすでにクラブに戻っており、29日のFAカップ4回戦のダービー・カウンティ戦に向けたトレーニングに臨むようだ。
昨年末には、公式戦8試合連続未勝利という低迷が続き、その際にもファン・ハール監督の解任説は加熱するなど、今季はたびたびその去就問題がメディアを賑わせている。クラブとの契約は2016-17シーズン終了後まで。契約満了を持って監督業からの引退を明言している名将は、果たして”赤い悪魔”での責務を全うすることはできるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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