ジダン監督、ベティス戦完敗で自責 わずか“1節天下”に「今シーズン最悪」「私の責任」
前節のバルサ戦で勝利して首位に立つも…ベティス戦は1-2の黒星
レアル・マドリードは現地時間8日に行われた敵地のリーガ・エスパニョーラ第27節ベティス戦に臨み、1-2の敗戦を喫した。前節バルセロナとのエル・クラシコを制して奪回した首位を再び明け渡し、スペイン紙「マルカ」によるとジネディーヌ・ジダン監督は「今シーズン最悪の試合だった」と語ったようだ。
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この日のレアルはクラシコで決勝点を挙げた殊勲のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールらが先発。しかしその中で先手を取ったのはベティスだった。前半40分、ショートコーナーからMFナビル・フェキルのミドルシュートがブロックされたものの、DFジジネイが詰めて1-0とした。
レアルは前半アディショナルタイムにブラジル代表DFマルセロがジジネイに倒されてPKを獲得。これを元フランス代表FWカリム・ベンゼマが決めて1-1の同点とし、流れを引き戻したかに見えた。
しかし、後半10分にはベティスの象徴であるMFホアキンに決定機を許し、クロアチア代表MFルカ・モドリッチの決死のクリアで命拾いするなど、ベティスに苦しめられる。最終的には37分、ベンゼマの横パスがずれたところをMFアンドレア・グアルダードに奪われ、スルーパス。途中出場のMFクリスティアン・テージョになんなく決められて、万事休した。
「今シーズン最悪の試合だった。エネルギー、プレーする感覚、ポゼッション、強さ、すべてが欠けていた。今日は悪い日で、起こりうることです。私に責任がある。試合内容に満足することはできない。私たちは多くのミスを犯したし、ボールを数多く失った」
ジダン監督はこのように試合を振り返った。基本的には選手の立場に寄り添い、記者の質問も巧みにはぐらかす指揮官だが、この日ばかりは自省を含めて厳しい言葉が並んだ。
「私たちはすべて欠けていた。(敗因は)特に1つだけではない。私たちは良いシーズンを過ごしているし、もっと前進できる。だからこそ残念だった。私たちは勝つに値しなかったのだ」
宿敵バルサを凌駕した1週間前からの、わずか“1節天下”。現地時間17日に迎えるUEFAチャンピオンズリーグ、マンチェスター・シティとの第2戦を含めて、ジダン監督には早急な立て直しが求められる。