吉田麻也、セリエAデビュー戦で伊メディアから高評価 「すでに優れたイタリア語を表現」

吉田麻也はサンプドリア移籍後初先発を果たした【写真:Getty Images】
吉田麻也はサンプドリア移籍後初先発を果たした【写真:Getty Images】

サンプドリアへ移籍後、初先発で2-1の勝利に貢献

 日本代表DF吉田麻也は現地時間8日、イタリア・セリエAのサンプドリアに移籍してのデビュー戦となったリーグ戦・エラス・ヴェローナ戦でフル出場した。イタリアメディアの採点では好意的な評価に加え、イタリア語をすでに操っていることが驚きと共に評価された。

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 吉田は冬の移籍市場の最終日となった1月31日にイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンからサンプドリアにシーズン終了までの期限付きで加入した。ベンチ入りも出場機会のない試合が続いたが、センターバックとしてデビューしたゲームをチームは元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラの2ゴールもあり、2-1で勝利した。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では吉田に「6.5点」を与えたうえで「この日本人には良い初戦だった。彼はすでに優れたイタリア語を表現し、素晴らしい人間性で最終ラインをまとめた。巨人と呼べるような長身ではないが、フィジカルと確かな実力を示した」と、寸評でも高く評価した。

 また、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は吉田を「6点」として「前半はサンプドリアのチーム全体と共に苦しんだが、後半に良さを出した」と評している。

 サンプドリア専門のニュースサイト「サンプドリア・ニュース」では、吉田に「6.5点」を与え「複雑な臨戦過程ではあったものの、合格点より少し高い。日本人のセンターバックの専門家にとって、忘れられないデビュー戦になったはずだ」と、高い評価をしている。

 吉田はこの一戦で、直近の数試合で失点に絡むミスが続いたガンビア代表DFオマル・コリーに代わっての出場だった。クラウディオ・ラニエリ監督にとっても大きな勝ち点3をもたらした試合になっただけに、新型コロナウイルスの影響を受けて開催については不透明な部分はあるものの、チーム内でのポジション確立に大きな一歩を踏み出したとも言えそうだ。

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