なでしこジャパン、痛恨ミスが響き米遠征2連敗… イングランドに0-1で敗戦
第1戦はスペインに1-3で完敗…第2戦のイングランド戦はミスから失点
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間8日、アメリカで行われている国際親善大会シービリーブス・カップの第2戦でイングランドと対戦し、0-1で敗れた。
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日本は初戦のスペイン戦を1-3で落としてから中2日の試合で、スタメン6人を入れ替え。初戦で課題になったビルドアップだが、この日も試合の立ち上がりに不安定さを見せた。前半13分には縦パスを奪われてショートカウンターから大ピンチを招くが、GK池田咲紀子が1対1をファインセーブして失点は免れた。
その後は両チームが膠着状態に陥って大きなチャンスを生み出せずにいたが、イングランドは同32分にもショートカウンターから日本の最終ラインの背後に抜け出すチャンス。しかし、ここも池田が決定機をファインセーブで救い、先制点を許さなかった。
さらに日本は同40分過ぎにペナルティーエリア内で相手の突破を防いだDF清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が右足を痛め、FW遠藤純(ベレーザ)との交代を余儀なくされた。試合は0-0でハーフタイムに突入したものの、内容的には苦しいものになった。
後半に入ると試合はさらに膠着。双方ともに決定機を生み出せないまま試合は時間だけが進んでいった。しかし、日本には残り10分を切ったところで手痛いミスが出た。後半38分、日本は最終ラインでボールを動かしDF三宅史織(INAC神戸レオネッサ)が縦パスを狙ったものが相手に引っ掛かり、そこからゴール前のフリーでラストパスを受けたFWエレン・ホワイトに蹴り込まれて痛恨の失点。これが決勝点となり、日本は0-1でイングランドに敗れて初戦のスペイン戦から2連敗となった。
今夏に開催予定の東京五輪まで、国外での試合はこの大会が最後の見込みだ。欧州の2カ国に連敗となった日本は最終戦で世界ランク1位の地元アメリカと対戦するが、少しでも光明の見える結果を持ち帰ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)