「全てのファンの存在が重要」 マジョルカ久保、試合後の“神対応”をファン絶賛
丁寧に写真撮影やサインに応じ、ファンも「素晴らしい対応だ」
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節エイバル戦で今季3ゴール目を挙げ、2-1の勝利に貢献した。殊勲者となった日本人アタッカーは、スタジアムからの帰り際にしっかりとファンサービスにも対応。クラブ公式YouTubeチャンネルが「全てのファンの存在が重要」と題した映像でその模様を公開している。
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3試合連続スタメンとなったエイバル戦で右サイドに入った久保は前半41分、敵陣左サイドに抜けてドリブル突破を仕掛けると、ペナルティーエリア手前でエイバルDFアナイツ・アルビージャに倒されてファウルの判定。FKキッカーを務めたMFダニ・ロドリゲスが直接決めて、アウェーのマジョルカが先制し、1-0で試合を折り返した。
後半もカウンターの起点になるなど、エイバル守備陣にとって危険な存在になった久保は、同33分に輝きを放つ。カウンターから右サイドをMFアレハンドロ・ポソが抜けると、ペナルティーエリア手前で待ち構えた久保にパス。ボールを受けた久保は右に持ち出し、ベティス戦と同様に右足を振り抜くと、シュートが左ポストをかすめてゴールに吸い込まれた。
終了間際に1点を返されたものの、結果的に久保の今季3ゴール目となった追加点が生きる形でマジョルカは2-1で逃げ切った。降格圏の18位に低迷するなか、勝ち点3を獲得する原動力の1人となった久保はだが、試合後の振る舞いも18歳にしてプロフェッショナルそのものだった。
マジョルカ公式YouTubeチャンネルは「全てのファンの存在が重要」と題し、一本の動画を投稿。1分39秒にわたる映像では試合会場イプルーアの外で男性2人組と記念撮影し、直前にファンサービスをしていたと思われる少年たちからが「触れ合ってくれてありがとう」と言われ、スペイン語で「気にしないでいいよ」と呼応。日本人ファンとのセルフィーや現地ファンが持参したカードにサインするなど丁寧に対応し、保有権を持つレアル・マドリードのユニフォームにサインを求めるファンにも笑顔でペンを走らせた。近くにいた年配のファンからは、「素晴らしい対応だ」という声が上がる様子も収められている。
スペインの地でもしっかりと現地ファンの心をつかみ、一歩ずつ自らの地位を築いているようだ。