選手ボイコットのセリエAパルマ×SPAL戦、1時間15分遅れで開始 週明けにリーグ戦再検討か
新型コロナウイルスの影響もあり、選手たちがキックオフ前にロッカーへ戻る事態に発展
イタリア1部セリエAのリーグ第26節パルマ対SPAL戦で、政府やリーグ機構、選手会の調整によりキックオフ前に選手がロッカールームに引き上げる事態になったが、現地時間8日の13時45分(日本時間21時45分)に開始でまとまったという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
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当初は現地時間12時30分(日本時間20時30分)の試合開始が予定されていたが、キックオフ前の選手紹介などを終えてピッチに出てきた選手たちは試合を開始せずにベンチへ引き上げ、その後にロッカールームへ。情報は錯綜したが、元イタリア代表MFダミアーノ・トンマージが会長を務めるイタリア選手協会が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、リーグ戦全試合の中断を提起。それをイタリアのスポーツ大臣も検討しているということで、その場での延期措置が取られたという。
この試合に対する決定次第では、今季のリーグ戦が打ち切り終了になることも判断に含まれるとされていたなかで、イタリアサッカー連盟の決定により少なくとも今日のゲームは行うという決着がついたようだ。そのため、選手たちは再びピッチに出てウォーミングアップをやり直し、現地時間13時45分に1時間15分遅れでキックオフされた。
この日は、この後の時間帯にACミランとジェノアのゲームや、ユベントス対インテルの大一番なども開催予定。ひとまずこの日の試合は開催されるものの、週明けにはリーグ戦の扱いなどを巡って再び各所の調整が入ることになる模様だ。
すでにサッカー関係者にも感染者が出始めているなかで、SNSで個人的にリーグ戦を継続することへ批判的な投稿をする選手も出始めている。世界的にも感染者が多い地域になっているイタリアにおけるコロナウイルスの影響は、非常に大きなものになっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)