香川真司、ドルトムント時代のバス爆破事件を回顧 「僕はたぶんショック状態だった」
2017年4月、CL準々決勝モナコ戦前にチームバスが爆破事件の標的にされる
スペイン2部サラゴサの香川真司は、ドイツ時代にドルトムントで7年間を過ごした。マンチェスター・ユナイテッド移籍前の第一期(2010~12年)は栄光に彩られた一方で、第二期(2014~19年)はレギュラー落ちも経験するなど浮き沈みが激しかった。そのなかで、2017年4月にはチームバスが爆破事件に巻き込まれるアクシデントが発生。同僚に負傷者が出る惨事を振り返り、「僕はたぶんショック状態だった」と英メディア「The Athletic」のロングインタビューで語っている。
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2010年、セレッソ大阪からドルトムントへ完全移籍した香川は、ユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)の下でブンデスリーガ2連覇を達成。その活躍が名将アレックス・ファーガソン監督に認められ、2012年に名門マンチェスター・ユナイテッド移籍を果たした。
2年間の在籍後、2014年夏にドルトムントへ復帰。クロップ監督がチームを去った2015-16シーズン以降は厳しいポジション争いを強いられ、出場機会が徐々に減っていった。2019年1月にはトルコ1部ベジクタシュへ期限付き移籍となり、今季開幕前にはサラゴサへ新天地を求めたが、香川はドルトムント時代を「良い時と悪い時があった。僕はマンチェスターでの悪い時期から学び、それらは僕を強くしてくれた。僕はまだ自分のプレイと代理人のトーマス・クロートに自信を持っていた」と振り返っている。
そして、記事では2017年4月11日に発生した衝撃の事件にも触れている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝モナコとの本拠地第1戦直前、ドルトムントのチームバスが爆破事件の標的にされた。同僚のスペイン代表DFマルク・バルトラ(現ベティス)は爆破の衝撃で右腕骨折の被害を受け、1カ月以上も戦線離脱を余儀なくされた。香川は、時折言葉を詰まらせながら、慎重に言葉を紡いだという。
「(爆破の)大きな音がした。バスを降りるのが怖かった。マルク・バルトラがひどい怪我を負ったのを見て、ISIS(過激派組織『イラク・シリア・イスラム国』)だと思った。でもそうじゃなく、個人(の犯行)だった。選手たちは一致団結した。一緒に(翌日に延期となった)カップ戦に勝とうと。この出来事は決して忘れない。僕はたぶんショック状態だった」
当時のブログでも「今も怖いです。本音いうとバスに乗るのも、試合に行くのも」と告白していた香川。今なお、辛い記憶として脳裏に焼き付いているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)